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Odyssey7Q長期試用 _不忍池_
どもです、イチカワです。

先日、天気が崩れる前にとConvergent Design社のOdyssey7Qのテスト撮影をして来ました。お仕事撮影前にちょっと時間を確保、この日はSamuraiを持参しなかったのでFS700内蔵記録(AVCHD)とOD7Qの2Kraw記録(CinemaDNG)での比較検証でございます。

比較用に3カット、以下に格納してまっす:
https://www.dropbox.com/s/jixaglte5hbn5dz/OD7Q_AVCHD.zip

前回も記述しましたが、FS700はraw信号を出力する際、内蔵のAVCHD記録も同時に行えます。ただ4Kセンサから「binned read out」している2Kraw信号は通常の1080Pに比べちょっと解像度が落ち、モアレ等も強く出てしまうため、今回の比較素材もraw信号を吐き出しながらのAVCHD記録はせず、OD7Qでの記録後に出力設定を通常の「HD」に戻し、あらためてAVCHD記録をしています。そんな感じで撮った3カットが上記リンクのもの、というわけ。

rawの色再現性や滑らかな階調という魅力を持ちながらも今まで見てきた1080Pの解像度に及ばない点が個人的にレッドフラッグ!という事で、前回同様このような比較検証となっています。

ま、2Krawの解像度うんぬんはOD7Qの性能とカンケーありませんので、文句のあるヤツ(イチカワ含め)は来年の4K対応、そして「4K信号からスーパーサンプルしたシャープな12bit 1080P」に期待しましょう。

さて、今回はOD7Qのモニターに関してちょこっと記述。

プロの現場で使用されるモニターに搭載される多くの必須機能、LUTやヒストグラム、RGBパレードやフォルスカラーなどなど、OD7Qはそれらをほぼ全て網羅しています。


(FS700に限らず)Log記録時に必要なハイライトの確認は屋外での撮影のストレスとなりますよね。

中でもS-Log2のような強烈なLog記録の場合、ハイライトを59%辺りまで抑え込んでの撮影となると屋外では画面は真っ暗けっけです。フォーカシングするにもどこに何が映っているのかよーわかりません。そういう時にOD7Qの各項目はとっても助かります。

ただし、FS700での(特に8bit記録時での)S-Log2記録では正しい59%という数字も実はちょっとトリッキー。マジメにそのまま落として行くと今度はノイズや暗部のバンディングとの闘いが見えてまいります。ここがF55達との一番の違いですね。

ここら辺は絵作り的な部分含めポストでどこに着地させたいのか撮影時にしっかり見えていいる事も重要かと思います。



ウチのブログサイズなんでちっこい写真ですが、例えば上記がS-Log2収録素材(冒頭のリンクに格納してます)、下はイチカワのグレーディングです。

青空と雲のコントラストをどこまで立ち上げるか、ビルの暗部はどこまで落として良いものか、全体的にどこの色に持って行きたいのか...これはお仕事カットではないのでColorista llでちょいちょいとテキトーにやったものですが、本格的にやるならビルにマスク書いたり、雲に乗る「赤み」も特定色で抜いたり...ま、皆さんそれぞれのメソッドがおありのはずです。

とはいえ、FS700クラスのカメラでもこういった事が楽しめるのはとっても嬉しい事ですね。

イチカワはOD7Qでraw記録などをすればするほど、このカメラが本来持っている性能(内蔵AVCHD記録とかSamurai等を繋いでの8bit422記録とか)、これでも十分イケるかなとあらためて思います。

もちろん4Kサイズ記録を考える際にウチのカメラだけでは何も出来ませんのでこういった外部レコーダの助けは必要となって来るのですが、やっぱちょっとメンドいんだーな、OD7Qをカメラに載せてウロウロは。


まだ4KがどうなるかわからないのでOD7Qの本領発揮は楽しみでもあり、ビッグクエスチョン。どなたかC500辺りで4Kraw記録のレビューしてくれないかなぁ。

というわけで次回ももうちょっとOD7Qネタを記述予定です。

果たして現状ファームで急いで導入の必要はあるのか!?イチカワは色々考えておりますでっす!

ではまたっ!!!

 
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