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Sony R5 4Krawレコーダー vol.01 _テキトー4K撮影_
 どもです、イチカワです。

Sonyさんからお借りしてまいりました4Krawレコーダ、R5。さっそくウチのFS700に繋いでテスト撮影開始です。

週末は雨だなんだとお天気がよろしくなさそうなので急遽電車で多摩川まで行ってまいりましたよ。本日はその時テストしてみた素材を使ってちょこっとレビューをしたく思います。

今回持参した機材はこんな感じ:

FS700とSDIケーブルで繋がったR5ユニット(を入れた小さなカメラバッグ)、そして耐荷重10Kgくらいのカーボン三脚にマンフロの小さなヘッド。写真だと切れてしまいましたが装着レンズはSonyさんからお借りしたEマウントレンズ(35mmF1.8&10-18mmF4)、これだけです。

今回の検証でやってみたかった事は「どれだけミニマルなセットで4Krawが撮れるものなのか」、これです。

レンズも通常使用しているZeissなどの単玉やキヤノンさん70-200mmなど解像度に定評あるものの重く大きなものは避け、ポケットに入りそうな軽くて小さいEマウントだけ。フォーカスチェック用のモニターやMacなども一切なし、全てをフツーのバックパック一発に詰め込める、そんなボリュームでの撮影にトライしてみました。

これにはちゃんとした理由もあります。以前よりSonyさんよりFS700での4Kraw検証のお話はいただいておりましたが、担当の方が仰る「今、世の中にある4K映像は『頑張ってちゃんと撮ってます』な絵が多い」、これがいつも気になっていました。

最近はBMPC4Kの市場投入もスタートし、今後はワンマン・オペレートなrun&gun shootingも増えるであろう4K撮影ですが、現状はまだまだ敷居も高く、ネットなどで紹介されている作品やサンプルも多くは本格的な運用でのものばかり。

イチカワのような小粒なフリーランサーがこういうのテストする時はDSLR片手にブラブラしながら撮るくらいの感覚でやってみたいと考えていたわけです。

というわけで以下のサンプルもスゴく「テキトー」に撮ったもの。フォーカシングもちょいちょいと確認して「ま、こんなもんやろ」的な感じ、露出も「rawなんで多少白飛びしてても大丈夫やろ」、そんな感じです。

露出に関しては後述しますが、前置きが長くなったのでサンプル、こちらです:

https://vimeo.com/87846672
pass : 87846672

vimeoでフルスクリーン(1080P表示)でご確認いただき、お時間ある方は是非データをダウンロードしてみてください。

ただしvimeoにアップしたオリジナルはProRes10bit422HQですので「ホンマの素材が観たいわ〜、触りたいわ〜」という方のために、撮影素材そのまんま、Sony rawのデータと、rawからDPX10bit444に書き出した際の連番からフレーム一枚ずつ、これらも以下に用意しております:

DATA_FS700+R5
http://goo.gl/qjucdf

DPXが16bitではなく10bitなのは実際FS700から吐き出されるrawデータが12bitなので16bitラップサイズで書き出さなくてもエエかな〜、なんて感じです。

rawデータをお触りしまくりたい方はSonyさんページからraw viewerをダウンロードしてみてください。無料でっす。
http://www.sonycreativesoftware.com/rawviewer

DavinciやPremierer CCでもそのまま読めるんかな?ま、各自お好きなヤツでグレーディングなんぞやってみてください。


さてさて、このフッテージ、開けていただくとおわかりですが、白飛びギリギリ、というかガンガン飛んでいます。

上記した通りテキトーに露出決めてというのもありますが、検証の一環として「rawデータからどこまでリカバー出来るのか」、ここも気になるトコでした。

イチカワは通常Log収録で撮影を行うため、今回の白飛びビンビン撮影はかなりドキドキ。S-Log2はかなりアンダーに抑えて撮りますからねー。

加えてこの明部に寄りまくった撮り方、英語で「ETTR」と呼ばれていますが、これにはもうひとつ大事な理由があります。それはFS700+S-Log2設定時に発生する暗部のノイズ感、これを出来る限り抑えたいわけです。

FS700のS-Log2設定はベース感度がISO2000と高めで、通常のシネガンマのISO500/640と比較するとかなりノイジーです。ダイナミックレンジ確保のためにはしょうがないのですが、この状態であまりアンダーに撮影してしまうとポスト処理の際、ノイズとの闘いの終焉が見えなくなります。

イチカワはノイズリダクションを使うのが大嫌いです。大事な自分の時間をあんなくだらない作業待ちに費やしたくありません。

というわけで基本はETTR撮影で明部はポストで抑える...もちろん明部の階調を犠牲にしたくない場合や撮影内容に合わせ、その塩梅は変わるのですが、今回はraw素材のリカバーを確認したい意味もあり、思いっきりやったった。白飛びビンビンに徹しました。


というわけで文章が長くなってしまいましたが、バックパックいっちょなミニマルセッティングでテキトー撮影したFS700の4Kraw。イチカワ個人的にはとても満足しております。

てかもう1080Pに戻りたくない...1DCなどで4K撮影に手を出した人が戻れないのと一緒ですねー。

4Kの解像度に加えraw記録による豊かな色情報...確かにLog収録に比べ現像の一手間はあるものの、素材からいかようにも出来る感じは一度やるとたまりません。

というわけで次回のブログではFS700の4K解像度や、撮影時のフォーカシングなどを中心にお伝え出来ればと考えております。



それまで上記のサンプルお触りして待っとってー!!


 
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