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FS700とR5、もしくはOdyssey7Q。
どもです、イチカワです。

個人ユーザとしてしばらく検証させていただきましたFS700のraw記録ソリューション、Sony R5ユニットとConvergent Design Odyssey7Q。ウチのブログを読んでいただいた方からいただくメッセージでもダントツで多いのがこの2台に関する事なのですが、今回はちょこっと個人的見解踏まえ記述したく思っております。

Sony R5ユニット

元来F5/F55のために開発されたレコーダR5をFS700で使用するためには実際R5よりもガタイのデカいインターフェイス、「HXR-IFR5」が必要となります。この子がFS700からの圧縮raw信号をR5が記録出来るSony rawに変換しているわけですね(上記写真だと左、取手が付いとる部分)。

Vマウントオンリーなそのデカい筐体、使用メディアAXSカードのお大尽な価格(512GB、18万円!)、どれを取ってもカメラ本体(FS700)より身分が上じゃない!って感じのこの親分ユニット。正直個人ユーザで手を出すには中々敷居が高い印象は否めません。

ただ、現場で使ってみるとこれがどうしてとっても使い易い!ま、これだけお大尽価格で尚かつ使いづらかったらアフォでしょ!てな話ですが、さすがはSonyさんのプロ用機材、なんと言えば良いのかしら、2、3分触ればウチの母ちゃんでもブラインドタッチで使える実用的な感じね、ここが素晴らしいです。

ブラインドタッチも何も繋いで電源入れれば後は一切触らなくて良いので実用もへったくれもないのですが。

そうなのです、イチカワが使わせていただいて一番ありがたいと思ったのはこのレスポンスの良さ。全然待たなくて良いの。撮ったり止めたり、設定変えたり...後述しますがOdyssey7Qと一番違うのはここです。

これだけの筐体&メディアの恩恵なのか、FS700からの4Kraw信号をストレスなくドンドン記録してくれる、ここがこのユニットの一番の魅力なのではとイチカワ考えております。

Convergent Design Odyssey7Q

Odyssey7Qは高性能な7インチ1280x800pixel解像度モニタにFS700含めさまざまなカメラからの信号を読み込めるモンスターな記録部分を持った、現状考えるに一番多機能高性能なモニターレコーダ。

他社さんシネカメラのrawフォーマット対応はここでは割愛しますが、現状FS700からの4Kraw信号を記録出来る唯一の他社製品(隣のAtomos Samuraiクンは別検証用に鎮座しています)。

ボクは国内にあまり知り合いのDPさんがいないため把握出来ていませんが、少なくとも海外の知人DPでFS700持っている連中はほぼ全員すでに導入済み。ここだけでも20人近くですよ(スゴ!)
「オマエがギャーギャー言うからとりあえず買った」と良く言われますが、ボクもこの機材への期待値はかなり高めでございました。

以前も書きましたが、現状この解像度の有機ELモニター(液晶と違うー!)にこのレコーダ性能、誰も文句ないでしょという印象ですが、イチカワ個人的にR5を触ってしまって以降は一気に熱が冷めてしまった...これが本音です。

機能などは申し分ないのですが、とにかくレスポンスが悪い。設定を変えた時やSSDのフォーマットなど、コンピュータ・ライクな動きなのです。そりゃそうよね。

「R5が512GBメディアを2秒くらいでフォーマットしてその直後に記録開始出来る」そんなテンポ感を知ってしまうと、比べるのはよろしくないと思いつつもどうもOdyssey7Qのレスポンスが現場でキツく感じてしまいます。

というか決して悪いわけではなく「R5がとんでもなく速い」、これが正しいかもしれません。小型なボディにモニタリングから信号のデコード/エンコード、そしてレコーディング、全てを詰め込んでいるOdyssey7QにR5のレスポンスを求めるのは些か無理があるかもしれませんね。

もちろんそのモニタリングを考えると(そもそもR5はレコーダ部だけのユニットですので)ここはOdyssey7Qに分があるというか比べんじゃねー!という感じでしょうか。


今回のブログは「R5良いですか?」「Odyssey7Q買おうと思っているんですケドどおでしたか?」といったメッセージを多くいただいた際に必ずお伝えしていた事をババーっと書いてみました。どっちが良いかと聞かれても難しい...ただ、R5のレスポンスの良さは特筆ものです。もちろんOdyssey7Qのモニターも特筆ものです。

ちなみに他のおおまかなR5とOdyssey7Qの違いは:

現状4Kraw120fpsバースト撮れるのはR5だけ。
ここはOdyssey7Qも近々で対応との事ですが、現在トリガリングがメンドーとはMitch Gross(米Convergent Design社)さんの弁。

記録データサイズの差。
R5は純正Sony raw、一方Odyssey7Qは汎用CinemaDNG連番、おおまかに書くとR5のSony rawは約半分のデータサイズです。ここはいずれOdyssey7Qが4K ProResでの記録に対応してくれれば事足りる部分かもしれませんが、なんにせよ4Krawは調子こいて撮ってると1TB/dayは当たり前となってしまいます。

後は価格。
予備のメディアだなんだかんだでR5ユニットは100万コース、Odyssey7Qは60万コースです。Odyssey7Qも現場考えると512GBを4枚か6枚(4Kは2枚挿しが基本)、うーむ。

ただ、ここに関しては「BMDみたいに安いSSDなんでも使えるようにして!」という意見もありますが、SonyさんCDさんがそれぞれ純正メディアを用意する「理由」がしっかりあります。そして使ってみるとその理由、特にR5はそのレスポンスの恩恵にそれを感じますね。ここはお金で買えないので文句言わず純正を使い倒そう!とイチカワ考えてます。


ま、こんな長文に渡っての記述、「是非FS700の4Krawを試してもらいたいのねん!」というFS700大好きイチカワだからこそ、とお許しいただければ幸いです。

以前からのR5検証もまだ終わってません!3月から怒濤のお仕事日程過密度鬼パーセントで全っ然進んでませんが、4Kraw120fps素材、山ほどあるんで今編集しておりまっす!


そんな中、先日AtomosさんからSAMURAI BLADEをお借りして来ました。これ、サイコーに実用的なモニターレコーダなのねん!
Atomos SAMURAI BLADE


次回はこちらも含めた記事をちょこちょこ書きたいと思っておりますので、ご興味ある方はまた来ればいーじゃない!

 
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