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Sony a7S試用 Vol.04 _フルフレームモード超辛口検証_
どもです、イチカワです。

「なんだよ、APS-Cモードとか使わねーし」と文句言われまくった先日のイチカワa7S試用レポ。ローリングシャッター問題などでアドヴァンテージのあるAPS-Cモードの活用をと思ったのですが、確かにカメラの真の実力を見るにはフルフレームモードでのあれやこれやを確認せねば、と今回またまたテストです。

世間には「a7Sがどれだけキレイな1080Pカメラであるか」を証明するサンプル映像が、ブロガーやテストシューターの方々によってすでにたくさん公開されております。

「4Kダウンコン派(?)」御用達カメラGH4と比較してa7Sの優位性はまさにここ。今このご時世に内蔵4Kを蹴ったんだから大きなセンサーでキレイな1080P撮れなきゃ意味ないちゃん!

「果たしてa7Sはまともな(プロが仕事で使える)1080Pが記録出来るカメラなのか?」というわけでイチカワは今回も重箱の隅を突きまくる超辛口な検証を行いました。

以下で見ていただく検証映像はa7Sのフルフレームモードで純正Sony FEレンズ(35mmF2.8)を装着しての撮影です。S-Log2でベースISO3200(はよこれなんとかして〜泣)、可変NDフィルタで明るさを落としつつFは8〜11辺り、解像度をかち上げてます。加えて前回同様、意図的にGLIDECAMを振ってフラついたハンディショットで撮ってます。

いまさら三脚FIXで撮ったキレイな絵で検証してもしょーがねーし。

TEST with Sony Alpha a7S, Full Frame mode.

https://vimeo.com/100961916
pass : 100961916

この検証では前回APS-Cモードで辛口評価をしました「モアレやエイリアシング」、ここら辺がフルフレームモードでどうなるのか、24fpsと60fpsを比較して確認しています。

モアレ
結果は残念ながら60fpsモードでは結構なモアレ発生となりました。多分読み出し方法を変えての60フレ対応なのでしょうか、全体的に解像度が若干眠くなり細かいモアレや偽色が見られます。グレーディング前のフラットな素材でここまで出るとグレード耐性的にもちょっとキビシいかなぁ。

ま、「60fpsからのスロー映像演出なんてカンケーねーし」てな方には問題ない事です。GH4の96fpsで喜ぶ人もいれば「なんじゃこりゃ?カシオのコンデジかよ!」と怒る人もいるし...深度の浅い印象カット程度には十分イケるとは思います。

それにしてもこのカメラのフルフレームモード24fps記録、スゴいですよね。小型カメラでここまでキレイなの、今までありましたっけ?

なんというのかしら、解像度的にも十分なのですが、ギスギス感が少なく(←ここ大事!!)余裕のあるとってもステキな1080Pです。個人的には1DCのS35クロップモード以来かしら、スチールカメラタイプの1080Pで「おぉ!」と感動したのは。

ハイライト・エイリアシング
上記検証映像でもお伝えしていますが(1分15秒辺りから)、あの忌々しい「ハイライト・エイリアシング(パープルフリンジ)」などもフルフレーム24fpsで問題なし!素晴らしい!やっとSonyさんカメラでここ配慮したモデルの登場です!

オート・フォーカス
今回の検証ではフォーカスが戻ってこないままシーン...てな事が多かったです(ちょっとご機嫌ななめだったのかしらん)。4Kセンサー全画素読み出しだと大変なんかね、やっぱ。

個人的には全く使わないAF機能ではありますが、最近の3軸ギンバル載せ需要を考えるにキビシい意見もでるかもしれません。基本広角レンズでFも絞って活用すればスタビライザーとの相性も良さそうですが、PhilipセンセがやってたC100+3軸ギンバル、あんくらい出来ないとMVやエクストリーム系スポーツ撮ってるようなヤングなユーザーには好まれないかな。

AFやるならA6000使えばエエけどねー。a7Sと比べてどうしてもギスギスした1080Pではありますが、A6000の絵、イチカワは十分許容範囲です。

ローリングシャッター現象
さて、最後にこれに関して。

よくローリングシャッター現象の確認で皆さんカメラを三脚でブンブンやるじゃない?どれだけ斜めってるか的な。そもそもあんなバカな検証しないでよって話なのですが、CMOSカメラである以上この問題は必ずつきまといます。

イチカワがa7Sで気になったのは上記映像だとオートフォーカステストしてる時の絵、なんかグニャニャッ!てなってるのわかります?ここなんです。

合焦しようと頑張ってる時に手ブレをもらうと絵全体がグニャニャ!グニャニャ!てゆらめきます、この船酔い映像、超気持ち悪い。

前回のAPS-Cモードでのオートフォーカステスト(1分半辺り)と見比べていただければわかります。

https://vimeo.com/98672067
こん時も全く同じような環境(a7Sを載せたGLIDECAMを意図的にちょっと揺らす)で撮影しているのですが、全然違うのわかりますかね?こっちは絵がグニャニャってなくて落ち着いてます。

とはいえ、ここで書かれているPros and consは全て同一のカメラ、a7Sの機能です。フルフレーモードの良いトコ悪いトコ、APS-Cモードの良いトコ悪いトコ、これらをユーザがわかっていれば多分ほとんどの環境で問題のない超美麗な1080Pが撮影出来るのではないでしょうか。

前回、今回とa7Sの検証は意図的に悪い環境下で行いました。こんなフラつかせた撮り方であんなガチャついた看板骨組みとかクレーンが問題なしってホントすごいカメラ!イチカワびっくりだよ、ホント。

まだa7Sの4Kポテンシャルはテスト出来ていませんが、Philipセンセがアップした7GBのデータを触った感じではとっても良い印象、こちらも楽しみですね。はやくAtomosさんからSHOGUN借りないと(市場に出てからだケド)。

というわけで長々と揚げ足を取りまくる意地悪テスト結果を記述いたしましたが、a7Sは本当に素晴らしいカメラです。

余裕のある1080Pは各自のファイン・チューニングでどこまでも良く出来るでしょうし、イチカワも本格導入の際にはCINE2(CINE4)+S-Gamutでカスタム設定、作り込みたい!キレイな絵撮れるでよー、きっと。


導入して損なし!検討されている方は迷わずお店に走ればいーじゃない!!



 
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