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4KrawでM42マウントオールドレンズを使う。_vol.02_
どもです、イチカワです。

前回からスタートしました「M42マウントレンズ」検証、イチカワが独断と偏見で選んだお手頃M42マウントオールドレンズの特性なんぞを紹介しております。

前回の予告通り「屋外での撮影を」と意気込んでおりましたが、その前にもうひとつだけ、気になるボケ味に関してちょこっと検証を行ってみました。いきなり外での作例を並べてしまうと多分どれもエエ感じに映りそうなので、一応同一条件での「玉ボケ」検証、今回はお伝えいたします。

玉ボケとは名の通りアウトフォーカス時に光源などが丸〜くボケるヤツね。これを注意深く見ていくとそのレンズのボケ方や個性、善し悪しなんぞが見えてまいります。

今回ご登場いただいたレンズ群、以下比較対象チームが増えています。

ロシアンチーム
MIR-1 37mm F2.8
Helios 44-2 58mm F2
Jupiter 9 85mm F2

国産チーム
SMC Takumar 28mm F3.5
SMC Takumar 50mm F1.4

比較対象チーム
ROKINON CINE 35mm T1.5
ROKINON CINE 85mm T1.5
EF 100mm Macro IS F2.8
EF 24-70mm F2.8
EF 70-200mm IS II F2.8

つー事で撮影条件。
まず今回はすべてのレンズが絞り開放です。ある程度絞った状態で絞り羽根の見え方なども比較したいところですが、そこまでやると膨大な資料になってしまうため(メンドいので)開放のみでの比較で許してちょーだい。

まず暗室で1x1LEDパネルの羽根を閉じ、光が漏れるようにします。中央に黄色い光源、これは小さなバッテリーのLED一粒が弱々しく光っているのですが、こちらを配置しました。

ある程度玉ボケが大きく作れるように、レンズ毎にカメラの位置を寄ったり引いたりしています(焦点距離が色々なので)。とはいえここはオールドレンズ、最低合焦距離がそこまで短くないため広角側のレンズは大きなボケを作るのが難しくなります。

以下に4Krawから1080Pダウンコン(17:9から左右切り捨て)した動画を用意しました:

http://vimeo.com/109318576
pass : 109318576
*フォローフォーカスなどを使用してちゃんとフォーカス送れば良かったのですが、裸カメラ+レンズを指でグリグリやったので絵が揺れてます。さーせん。

vimeo圧縮がキタねーので、お時間ある方は(vimeo plus & proの方は)オリジナルProResファイルを落としてご確認ください。


以下は各レンズ3枚ずつのサムネイル、上から「中央黄色い光源にピン」「アウトフォーカス」「玉ボケ部分切り出し(等倍ではありません)」となっています。

等倍での確認は画像上部のレンズ名称から、オリジナル4Krawから書き出したTIFFセットは以下のリンクからダウンロードしてください。
TIFF SET FROM THE ORIGINAL 4Kraw

MIR-1 37mm F2.8







Helios 44-2 58mm F2







Jupiter 9 85mm F2







SMC Takumar 28mm F3.5







SMC Takumar 50mm F1.4







ROKINON CINE 35mm T1.5







ROKINON CINE 85mm T1.5







EF 100mm Macro IS F2.8







EF 24-70mm F2.8







EF 70-200mm IS II F2.8







玉ボケは中央のボケ(上で言う黄色いヤツ)、周辺部のボケ(歪み=ラグビーボール型、その程度など)、ボケの中の滲みや色ズレ、汚い模様みたいなんが見える〜とか、二重になってる〜、エッジに偽色〜、などなど見て行くわけですが、そもそもオールドレンズは絞り羽根の状態もさまざま、玉ボケの形がキチンを丸くならない場合もあります。ウチのだとJupiter9が残念な結果ですね。

またボケ内がどれだけキレイか見て行きますと、やはりEF100mmマクロやEF70-200mm ISなどが作る玉ボケは濁りもなくエッジもキレイです。ここら辺をベンチマークとして見て行くとROKINONのボケは若干うるさいのがわかります。

ちなみにボケ内の黒い点や線などはキズやカビ、汚れです。ウチのHeliosにはこんな痛々しい歴史があったのねー!フツーに撮影していてわからなかったYO!

Heliosはハレっつーのか滲みっつーのか、玉ボケ外周にも色々見えてます。中々個性的というかキタないというか...ま、これが有名なフレアビンビンな絵柄にも繋がっているのですね。

玉ボケ検証がウチのレンズのキズ汚れ確認になっちった!(苦笑)。

個人的にはTakumar 50mm F1.4、このレンズの光学性能に感心します。ボケもキレイだし解像度も申し分ありません(前回のブログを見てね)。強烈な色転びも相まってイチカワお気に入りです。



さて、こんな検証はどーでもエエからはやく作例が見たい!という方々も多いと思います。次回以降は各レンズの特性を活かした作例としてイチカワが勝手にその個性を推し進めた映像を用意いたしますので、あくまで参考のひとつとしてご覧いただければ幸いです。

カメラ側はFS700の4Krawか、a7S+ShogunのUHD...こっちだと8bit(Shogunで10bitラッパーの422)になりますが、どっちにしても4K/UHDという大きなキャンパスの世界で数十年前のレンズ達がどういう絵を見せてくれるのか、お楽しみに〜!!



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