<< もうちょっとF55と他機材の話。 | main |
SLR Magic Anamorphotはエエ感じ。
どもです、イチカワです。

前回のF55だなんだかんだブログの最後「次回はAtomos Shogunよ〜!」なんて書いたのですが、先週末に急遽お貸し出しいただける事になりましたのがこちら:

SLR MagicのAnamorphot 1.33 x 50です。

これは:
「(アナモレンズは持ってないケド)アナモ撮影してみたい!」
「もう16 : 9から上下切っての『なんちゃってシネスコ』なんて飽きたってばよ!」

なーんてお金ない人のために開発されたレンズアダプターなのです。

アナモってなーに?シネスコって映画館?なんて方々はナックさんのページで勉強だっ!
https://www.nacinc.jp/creative/masteranamorphic_2/

で、今回ウチに来たAnamorphotは倍率が1.33x、横に1.33倍なアナモアダプター。ん?ナックさんページのは2x(2倍)て書いてるぢゃん!てなりますが、昨今の動画記録カメラのセンサーは16 : 9がメインなので2xはアカンわけです。

ちなみに本日NAB2015にてアナウンスされたGH4のアナモ対応、こちらは4 : 3モードに2xアナモを装着という本来のコンビネーション。1.33xアナモアダプタは買っちゃダメですよ(買っても16 : 9モードで使えますケド〜)。

イチカワもお金ないのにアナモ撮影はしたかった典型的なビンボー。FS700+R5というコンビで4Kraw撮影を始めてからは「4096 x 2160に1.33xアナモアダプターでどんだけよ〜♫」と興味津々、今回のテストというチャンスに頭から飛び込みましたよ。

*Atomos様、デジタルホビー様、ありがとうございます!!

さて、Anamorphotの仕様を確認しますと前玉が大きなレンズには装着出来ません。ウチにある玉でAnamorphotにGO出来るのはM42マウントの旧玉群やコンタックスツァイスの一部のみ...まぁ、アナモ撮影の醍醐味、フレアやストリークがバンバンな絵をまずは試したいっつー事でいーじゃない、古い単玉で。

ただお借りして以来お天気がダメちゃんな毎日...さすがに雨に濡らすわけにもいかないし、このままお返しするのももったいない、という事でウチの台所前にある棚をグリッドよろしく撮影、歪みや周辺収差、流れなどを確認しようと思います。

本日使った子達:

FS700とここに映ってないR5ユニット。玉はTakumar、28mm、35mm、50mm。ウチにある玉で一番周辺が暴れている子達ですね。

28mmと読んでむむっ!と反応したアナタはAnamorphotおバカさん。そうなんです、これ推奨範囲より広角ですよね。公式サイトではS35/APS-Cセンサーには35mmから、と記述あります。

せっかくのシネスコサイズ、ドカーン!と広角で撮りたいじゃない、そりゃ。ちょっとケラれてもエエわ、と色々試してみる事にしました。

これがその28mm。

ケラれてないやん!エエ感じやないの!
って喜んぢゃダメ、Diopterを装着すると角がケラれます。ま、ちょっとだけねー。
等倍サンプルはこちら(5162 x 2160pixelあります)

次は35mm。

等倍はこちら

で、50mmちゃん。

はい、等倍はこっちー

当たり前ですがアナモ撮影はこの独特の周辺歪み、これを楽しんでナンボでございます。まぁAnamorphotがどこまで歪ませているのか、はたまたTakumarの歪みがかけ算しちゃっているのか。

アナモ歪みをわざわざポストで付加する、ってなプラグインもあるからねー。好きな人にはたまらんて事け?:
http://vashivisuals.com/vashimorphic40-free-anamorphic-effects-project/

で、イチカワ実は前々から思っておりました。Anamorphotを装着するとカッコ悪い!という事を。撮れる絵の話じゃなくてカメラの見た目の話ね。

レンズの前にもひとつレンズを装着する形ですからね、まぁ光学的にもこのサイズ感はしょーがないのでしょうが、とにかくカッコ悪い。

ウチなんてM42→Sony Eマウントてなアダプタもありますからね、ボディからAnamorphotまでがビヨーンて長い。もうチ○ポコですよ、チ○ポコカメラ。

イチカワそもそもズームレンズとか長いレンズが大嫌い。いかにも撮影してますよ感プンプンでみっともないったらありゃしない。

というわけで考えました、なんとかパンケーキレンズでイケないものかと。それも広角、Sonyさんの安Eマウント、E20mmF2.8。

見た目はイイ!とてもイイ!というかボディにAnamorphotだけ装着したみたい!

で、気になる絵がこれ:

わはは!アホみたいに歪む!これじゃ撮れ高すべてサイケデリック、クルクルパーな絵だな!

つー事でAEで調整しながらシネスコに:

このくらい補正すれば壮大なランドスケイプ・ショットてな時には使える、かな?(なんせ狭い部屋ん中だからわからんわ!)

等倍、撮ったままはこちら、そしてシネスコがこちらです。

ともあれこの歪みもZeissさんのLoxia35mmや50mm、こういった最新完璧レンズを使用すれば上記より劇的に良い結果が出ると思います。Anamorphotの光学性能はどこでも高評価ですがイチカワ個人的にも許容範囲です。

今回はアナモレンズの水平の取り方とかフォーカシングの手間など、他で情報確保出来る部分はすべて割愛しておりますが、例えばTakumar28mmでも本来レンズが持ってる周辺問題、それ以上のものはAnamorphotから発生する事はありませんでした。Takumar広角側でこのくらいならまぁ大丈夫でしょ、ほとんどの場合。

もちろんアナモ撮影ゆえ横に引き延ばした分の解像度低下はあります。でもこれはどの環境でも同じ事、一本1000万円代のAngenieuxのアナモシネズーム使おうがこのAnamorphotアダプタ使おうが、結局編集の段階で元々のピクセルを色んな方向に引っ張ります、アナモ撮影における厳密な解像度やシャープネスてなんやねん、てな話になるわけです。

Anamorphotは、たとえこんなメンドーなセッティングをしてまでも「横幅5K以上の映像を撮りたい!」「上下クロップしてAKのプラグイン(Optical Flaresとか)足してなんちゃってマイケルベイ!そんなの飽きた!」なんて方々のための贅沢なおもちゃ感満載なステキな道具です。

これ読んでご興味もったそこのアナタ!14万ちょっと(Diopter2枚入れて)財布から出せるか否か!?

イチカワは買うのか?買わないのか?まずは外でちょっくらテストしてからじゃないとわからないっ!

というわけで返却までの間にお天気良くなったらお外に持ち出してもういっかい検証いたしますー!!






.
 
| - | 00:17 |